美桜ミュージアム(仮)開設!

2021年1月8日に、突然お星様になってしまった飼い猫の美桜。
たくさんの方に愛された美桜。また皆さんと会えるように「美桜ミュージアム」を作りました。とても簡素なものですが、ご覧くださいまし。

なお、画像は保存できない仕様になっております。ご了承ください。

ぜひ、ご覧くださいませ〜

美桜ミュージアムへGO!

【さくらの竪琴 #06】こころの宇宙(そら)

さくらの竪琴
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こころの宇宙(そら)

宇宙(そら)の灯り

少年は、目を閉じた

とうぜん、何も見えない

それでも少年は目を閉じている

真っ黒な世界

果てしなく、終わりのない

吸い込まれそうなほど、真っ黒な闇の世界

それでも少年は、まだ目を閉じている

するとどうだろう

ぽつり、ぽつりと

小さな灯りが見え始めたのだ

少年は思わずつぶやいた

「まるで宇宙のようだ」

「僕は宇宙を飛んでいるのだろうか」

そんな事はないと知りながら

少年はつぶやいた後、ほんの少し笑った

少年は、目を閉じているままだ

ぽつり、ぽつりと見え始めた灯りは

どんどん増えていた

よーく見ると

所どころに大きな灯りが見える

少年は気になって、その大きな灯りを見てみる事にした

そしてまた、つぶやいた

「ああ、この灯りは希望だ」

少年は心がほんのり温かくなった気がした

別の大きな灯りを見に行く

「こっちの灯りは友情だ」

「あちらの灯りはなんだろう?」

少年は、あちこちに広がり続ける灯りが

気になり始めた

とうぜん、見に行くことにした

少年は、まだ目を閉じている

時間も気にせず、真っ黒な世界に

少しずつ広がる灯り

その世界が楽しくなってきたのだ

なんでかって?

真っ黒な世界に灯りがともり

不安が消えたからだ

少年は、自分には灯りがないと思っていた

しかし、本当は見えていなかっただけなのだ

少年のまわりには灯りがたくさんあった

その事に気がついた少年は

もうさみしくなくなった

「僕には希望がある」

「僕は友人がいる」

「僕を信頼してくれる人がいる」

「僕も信頼できる人がいる」

「ああ、僕はこんなにも素敵なものを持っていたのか」

少年は気がついた

見えていなかったのではなく

見ていなかっただけなのだと

見ようとしなかっただけなのだと

そして、その灯りがある限り

「可能性は広がる」という事に

気がついたのだ

少年は目を開けた

真っ黒な、果てしなく続く闇の世界から

灯りが広がる世界へと

飛び出した

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